5年固定金利の国債があります。
個人向け国債のそれぞれの特徴は、10年変動金利の
ものが個人向け国債が満期になった時の金利及び
中途換金した際の金利その時の金利によって上下する
ものです。
それに対し、5年固定金利の個人向け国債は
定率の利率でその時の金利に関係なく一定になる
国債です。
具体的には平成19年6月13日時点では、10年
変動金利の個人向け国債の初回利率は1.01%
5年固定金利個人向け国債の初回利率は1.50%
と5年固定金利個人向け国債がかなり割高に
なっています。
個人向け国債の特徴は金利だけでなく
中途換金できるまでの期間と中途換金時の差し引かれる
利子相当額が異なります。
10年変動金利の個人向け国債は、発行日から1年間は
換金が出来ません。
5年固定金利の個人向け国債は、発行日から2年間は
換金することが出来ません。
さらに換金時の差し引かれる利子相当額についても
10年変動金利の個人向け国債は直近の2ヶ月分の
利子が差し引かれて換金されるのに比べて、
5年変動金利の個人向け国債は、4ヶ月分の利子
相当額が差し引かれて換金されることになります。
そのため、個人向け国債は中途換金した場合に元本割れ
することもあるため、購入する金額については、注意が
必要です。
ただ、個人向け国債は1万円単位で購入でき、換金も
1万円単位で換金できるため、柔軟な利用が可能です。
個人向け国債の10年変動金利タイプは今後金利が
上がることを見込む人におすすめで、5年固定金利
タイプの個人向け国債は金利の変動を気にすることなく
銀行預金の金利より高い利率で運用したい人におすすめな
国債です。